あれから１０年。どこかの辺境惑星のアパートにダンナと子供６人とで暮らす元プリンセス。楽しみは一日の家事から解放されて風呂に浸かりながら飲むビール。
「‥ったく、せめー風呂だぜ。とーちゃんと一緒に入れねーじゃないかよ」

「とーちゃんも早く風呂入んな。布団暖めておくからよー」
アラサー・プリンセス。

押し入れの奥から何やら懐かしいモノを見付けて一人にやけてるアラサー・プリンセス。
「父ちゃん、未だコレ残してたんだ‥好きもんやなぁ～♪」

「え‥？うそ‥全然はいんない‥あたいそんなに体型変わった?」

「おかん何しとん？そんなちんまいパンツ履いて‥お尻はみでとるよ」
「おケケもはみでちゃうね」
「おとんの趣味かな？」

晩ご飯の仕度そっちのけでまだ悪戦苦闘中。
「このお尻がぁ‥っ！」

「ただいま‥うわっ！」
「えへ、ブーツはあかんかったよ」

ミッションコンプリートしたアラサー・プリンセス。
「おかん、メッチャ綺麗になっとる！」